旧海軍兵学校は明治21年に東京の築地から江田島へ移転された海軍将校養成の基地です。現在は海上自衛隊の幹部候補生学校や海上自衛隊第1術科学校となっている。

100年以上も同じ場所で同じ建物が使われており、当時の風情を感じることが出来る数少ない場所です。第1術科学校の見学ツアーは自衛隊の紹介ビデオの上映が行われ、各施設の見学が始まります。構内の教育参考館には旧海軍関係の資料、約14000点が展示されています。

海上自衛隊第1術科学校は最近注目を浴びつつある観光地です。最近では「男たちの大和」などのような海軍をテーマとした映画が公開されるなどの効果もあって、第1術科学校は年間で10万人近くの観光客が訪れ、呉の大和ミュージアム・鉄のくじら館などと合わせて、海軍関係施設に注目が集まっています。

大和ミュージアムは「呉の歴史」と「造船技術」を中心に、当時の生活や文化などを紹介しています。戦艦大和が10分の1のサイズで展示されていたり、映画「出口のない海」でも取り上げられたテーマでもある、人間魚雷「回天」についての展示もあります。その他にも貴重な実物資料が多数展示してあり、子供から大人まで幅広く船に関わる科学や日本の歴史について楽しく学ぶことが出来ます。

海上自衛隊呉史料館(愛称：てつのくじら館)は、日本で初めて実物の退役潜水艦「あきしお」を陸上展示する史料館として2007年４月５日にオープンしました。

てつのくじら館は、潜水艦と掃海艇に関する歴史的資料を通じて、海上自衛隊の歴史や呉市との歴史的関わりについて展示・紹介する施設です。

全長76ｍ、重さ約2000ｔ、1986年から2004年まで実際に海上自衛隊で使用されていた実物の巨大潜水艦に乗艦し、艦長室や士官室などの生活の一部を見学したり潜水中の環境や生活を疑似体験する等、潜水艦の構造を実際に「見て」、「触って」、「体感する」貴重な体験ができます。

1F 今日の海上自衛隊　海上自衛隊の歴史
2F 掃海艇の活躍
3F 潜水艦の活躍